トランプ政権と日本企業のリスク
2025.02.01
MJ
//php categories_label() ?>【第10回MJ】
一昨日は第10回の丸谷ジャーナル(MJ)でした。
昨年までの2年間は「3ヶ月に一度」という頻度で開催されてきたMJですが、今年からは隔月の奇数月開催になったので、今回はラッキーなことに先月からの2ヶ月連続です。
こうして丸谷先生のお話を2ヶ月続けて聴くのは、2022年5〜7月のAT-1の連続講話に登壇してもらって以来でした。
今回は情報の鮮度を重視して、あえての「投影資料無し」というスタイルでの講演でしたが、これはこれでかなり良かったです。
古賀が何気に名付けた「ジャーナル」と言う名前に相応しく、MJには時事ネタもふんだんに盛り込まれているので、そのうち「毎月開催」になると良いですね!
今回のテーマは「トランプ政権と日本企業のリスク」ということで、丸谷先生ならではの現場の視点&ビジネスや経営者の視点から見た、トランプ政権による今後の脅威やリスクについて詳しく教えていただきました。
昨日の丸谷先生の講演全体を通して感じたことは、「やはりトランプはビジネスマンである」ということでしたね。
もちろん「ロシア・ウクライナ戦争を終わらせる」とか「ワシントンの沼(DS)を掃除する」というような仕事もきっちりとやってくれることとは思いますが、あくまでも「アメリカファースト(MAGA)」の立ち位置の下、トランプがこれから中国を中心とした世界各国に対して通商(関税)戦争を仕掛けていく未来がありありとイメージできました。
その対象には当然、我が日本も含まれている訳ですが、、、
日本製鉄によるUSスチール買収問題が何に端を発しており、それが最終的にどこに繋がって行くのか?と言う話を聞いた時は、まさに背筋が凍る思いでした。
このシナリオについてはあくまでの丸谷先生の仮説ではありましたが、実現可能性は十分に高いと私も思います。そしてもし本当にそれが起きれば、日本経済のみならず日本社会全体へ及ぼす影響は計り知れません。
このように我が国はかなり追い詰められた状況ではありますが、そんな中でも希望の光はあります。
その光とは「民間外交」であり、それはまさに我々大経連の中にあるのかも知れません。
あえてここではそれらの内容について触れませんが、キーワードは「民間外交による戦後レジームからの脱却」ですかね。
その他にも、アメリカによるグリーンランド買収問題の裏側や、そことも関連するデンマークによるノルドストリーム修復の動きとその先にあるドイツやEUへの影響、朝鮮半島の今後について等々、たくさんのお話を聞かせていただきました。
グリーンランドやカナダも含め、トランプが作ろうとしている「アメリカ大帝国」についてはYouTubeでも語ってもらっていますので、ぜひそちらもお楽しみに。



