ロシアと日本のお話
2025.10.01
YO
一昨日は、第2回目のやまとおやじ塾(YO)でした。
前日の講演会&YouTube出演でおやじさんの喉はガラガラでしたが(笑)、それでもエネルギッシュに2時間お話しいただき、休憩を挟んで1時間の対談からのYouTube撮影、そして懇親会まで長時間お付き合いいただきました。
今回のテーマは『ロシアと日本のお話』ということで、前半では9月の頭におやじさんが出席された「東方経済フォーラム」についての報告を、後半ではこの1000年ほどのロシアの歴史についての講義を聴かせていただきました。本当におやじさんからしか、そしてここでしか聴けない話が満載でした。
講義は「為替相場ではなく購買力平価ベースで見るロシア(世界)と日本の実力」のお話から始まり、私は「あれ?やまと三橋塾(YM)に来たのかな?」と思ったほどでした(笑)
実際に世界各国の経済はこの30年間も伸び続けているので、「購買力」で見れば日本はどんどんどんどん弱くなって行っています。
見た目の為替ではそれほど大きな差はついておりませんが、外国人が日本に買い物に来るのは、単に「円安だから」だけではないんですよね。
実際に日本は全てが安いのです。
この購買力平価を語る際に、マクドナルドのハンバーガーの話なんかがよく出ます。(私は行かないのでよく分かりませんが)今の日本ではビッグマックが500円くらいで売られているみたいですが、アメリカでは6ドル前後とのこと。
既にこの時点で日本の方が2割ほど割安なのですが、そこに為替が加わってきます。
今は1ドルが大体150円弱ですが、少し前までは1ドルは100円前後でした。
つまり、10年前のビッグマックが400円くらいだった時代は、アメリカでも4ドル(即ち400円)くらいで買えていたのですが、今やアメリカでは900円(6ドル×150円)出さないとビッグマックが買えません。
逆に言えば、アメリカ人は日本に来れば半額くらいのイメージでビッグマックが買える訳です。
今回はたまたま分かりやすいようにビッグマックの例を出しましたが、この現象が商品やサービスの全ての側面で起こっている上に、どこよりも品質が高くて綺麗で清潔。
そりゃ外国人は日本に来ますよね。
と、おやじさんが話してもいないビッグマックの話を長々と持ち出したのには理由がありまして(笑)、我々はことほど左様に「閉じられた言論空間の中にいる」ということを分かってほしいのです。
“西側”のテレビや新聞等の大手メディアを見ていると、未だに「”先進国”とされるG7」と、「”発展途上国”とされるBRICSやグローバルサウス」の対比が上下で描かれますが、実際には既にこの力関係は大きく逆転しています。
BRICSや中東諸国は、その国土にエネルギー、食料、地下資源等を持っているだけでなく、実際に経済力でも既に西側諸国を大きく凌ぐレベルにまで発展してきているのです。
まずはこの現状認識から始めないと、我々の置かれている状況が正しく理解できません。
そんなBRICSのボスとも言えるロシアのプーチン大統領が肝入りで進めている東方経済フォーラムには、全世界から相当数の政財界の要人が参加していたようですが、現地でおやじさんは日本人の出席者には一人も会わなかったそうです。
逆に日本は、そんなロシアに対して経済制裁をしたり、自衛隊がウクライナと共同演習をやったりしている始末、、、
我々が気づいていないだけで、相当にヤバい状況です。
後半の対談では「ロシアの真実」についてかなり深掘りして聴かせていただきました。
日本とロシアはずっと喧嘩をさせられてきているんですよね、、、
そして日本は、この200年ほどロシアに対して何度も不義理をしてきています。それを仕掛けている黒幕は、決してイギリスやアメリカではありません。
《天上人史観》から世界や歴史を見つめないと、国単位で見ていては必ず見誤ります。
とは言え、「ロシア」と「ソ連」は全く別の意図を持つ国なので、そこはご注意を。
ちなみに、対Chinaや対ドイツ、対イギリスについてのおやじさんの見方も伺えたのですが、めちゃくちゃ面白かったです。
あと、「日本で大活躍する”保守派”の外国人」についてのおやじさんの本音も聴けましたので、もしこれらのお話に興味のある方はぜひとも大経連にお越しください!
最後のYouTubeでは、改めて東方経済フォーラムの可能性や日本の置かれている現状についておやじさんから解説いただいたので、そちらもお楽しみに!!
改めて「縦糸」の大切さにも気付かされた、充実の第2回YOでした




