中台問題と日本/日本という価値

2025.11.30

YO

一昨日11/28(金)は、第3回目のやまとおやじ塾(YO)でした。
今回は初めて、おやじさんの運営する「熊野飛鳥むすびの里」にお邪魔してのリアル開催でした。

本来は「日本という価値」についてのお話が中心になる予定だったのですが、「おまけ」として冒頭にお話しいただいた「中台問題と日本」の話が予想以上に盛り上がり、そちらだけで70分以上のボリュームとなったため、急遽全体の時間を延長しつつ本当に「おやじさんならでは」のお話をたくさん聞かせていただきました。

中台問題に関しては常々おやじさんがSNSで発信されていますので、詳しくはそちらに譲ります。(大経連のサロン内では私も何度か解説しています)

とはいえ、この問題を理解するためには
・チャイナに対する冷静かつ正確な見方
・アメリカに対する冷静かつ正確な見方
・日本としてどうしたいのか?
この3点をしっかり押さえておく必要があり、「前提が違う場合は議論にすらならない」というおやじさんのご意見には、私も深く納得する所でした。

世の中には「地政学」という言葉がありますが、あれはアングロサクソン(ないし天上人)によるただの「自己正当化のための詭弁」であり、実際には学問でも何でもありません。
ちょうど「優生学」と呼ばれるモノとほぼ同じカテゴリーですね。

とはいえ、「ハートランド」と「リムランド」のお話はとても参考になりました。(添付写真のスライド参照)
もはやリムランドはほぼBRICS側が押さえてしまっている状況であるにも関わらず、未だ我が国は周回遅れの米国(西側)に追随しようとしています、、、

また、おやじさんが「新しいお花畑」という言葉を使われたのも、とても印象的でした。
本来の「お花畑」とは、「話せば分かる」等の現実離れした左翼思想のことを指していましたが、残念ながら現代日本には”従米保守”という「第二のお花畑」の方々も多数存在します。
第二に分類される方々は「自分は歴史や国際政治を分かっている!」という自負が強い分、案外こちらの方が厄介なのかもしれません、、、

後半の「日本編」でもたくさんのお話を聞かせていただきましたが、一番印象に残ったのは初代神武天皇が橿原神宮で建てられた『橿原建都の詔(神武建国のみことのり)』について。
我々日本人が何か決め事を作る際には「時に従う」、つまり「状況や事情に合わせて柔軟に運用する」ことが最も重要であり、日本建国の目的は「八紘為宇」すなわち「天下を一つの家のようにすること」です。

おやじさんがこの「八紘為宇」を海外で説いて回った際、「Family」だとイマイチ伝わらなかったが「Home」だと伝わったと言うエピソードも、とても興味深かったです。

最後のYouTube撮影では、むすびの里の「図書館」に並べてあるおやじさんの数多の蔵書の中から、数冊を取り上げて解説いただきました。
改めて”地政学”について語ってもらいつつ、現在の我が国が置かれた状況と照らし合わせてしっかりと考える必要性について力説いただきましたので、公開をお楽しみに。

我々は決して「第二のお花畑」に陥ってはいけませんし、そのためにもなるべく広く学んだ上で、自分の頭で考える癖をつけて行きたいものです!

おやじさん、今回も素晴らしいお話をありがとうございました!!