台湾問題は中国の”国内問題”か

2025.12.02

YY

昨日は第23回のやまと矢作塾(YY)でした。
テーマは「台湾問題は中国の”国内問題”か」ということで、主に国際法の観点から、矢作先生に詳しく解説をいただきました。

個人的には「国際法」と「国際政治」のバランスと言いますか現実と言いますか、この部分はなかなかに深くて難しい問題だなと感じました、、、
昭和27年に発効したサンフランシスコ講和条約において、日本としては台湾に対する権利を放棄させられている訳ですが、そこにはそれ以上の言及がありません。

つまり台湾は、国際法上チャイナに属している訳ではないので、その意味では「中台問題はチャイナの国内問題」ではありません。
そして“国際戦勝国連合”たる国連に加盟している多くの国々も、台湾のことを国家としては認めていませんが、かといってチャイナの一部だとも言っていない。
実に扱いが難しい、玉虫色の定義になっているんですよね。(実はこういうケースは世界中で枚挙にいとまがありませんが、その理由は推して知るべしです、、、)

しかしこれを国際政治(慣習や空気を含む)的に見ると、また見え方が大きく違ってきます。
チャイナは世界中に対して「一つの中国」というお得意のプロパガンダを延々と繰り返して来ており、その影響力は決して小さくありません。

一方の我が国日本はと言うと、未だに「敵国条項」が生きておりますので、先の大戦における連合国(戦勝国)側からは敵国認定をされている状況です。これらの前提条件をしっかりと踏まえた上で、今起きている問題を冷静に受け止め、慎重に向き合う必要があると私は考えます。
絶対に「第二のお花畑」状態に陥ってはいけません。

大切なのは、最低限の正確な情報をしっかりと学んだ上で、できるだけ視座を上げて状況を俯瞰すること。
そして何よりも、「真に我が国の国益を考えた時に、何がベストなのか?」という判断軸を持つこと。

我々日本人はどうしても「感情」に流されてしまいがちですが、時には「冷徹」とも思えるほどのリアリズムを以て事に当たって行かないと、野蛮な周辺国から自国を守れないのではないかと私は感じています。

前半の矢作先生の講義からもとても多くの学びをいただきましたが、後半の対談でも二人でかなり踏み込んだ本音の議論をさせていただきました。
我々が「お目々の人たち」と呼んでいる、矢作先生の言うところの「イルミナティ」に関する考察も結構深堀りしてみました。

対談の終盤では、「地球外生命体」や「高次元の存在」といった実にYYらしいお話も展開されておりますので、興味のある方はぜひとも大経連へ。

最後のYouTubeでは、矢作先生から意外にも「料理」に関するお話を聞かせてもらいました。
矢作先生の一番好き(得意)な手料理は、果たして何でしょうか?

こちらも、近々の公開をぜひ楽しみにしていてください。