財政構造改革法

2024.09.11

YM

一昨日は14回目のやまと三橋塾(YM)でした。

テーマは「財政構造改革法」と言うことで、まさに三橋理論ど真ん中のテーマでしたね。(この「三橋理論」という言葉、ご本人は嫌がってましたがw)

そもそもこの「財政構造改革法」とは1997年の橋本内閣の時に成立したおぞましい法律で、社会保障、公共投資、教育、防衛、食糧、エネルギー、中小企業対策、公務員人件費、地方交付税等々、とにかく各方面に対する財政全般を厳しく縛り上げるためのものでした。
あまりにも酷い内容だったので、翌1998年に小渕内閣によって凍結されているのですが、現在も財務省は事実上、これに沿う形で着実に緊縮財政を進めています。

いつも申し上げますが、この日本の「失われた30年」の原因はただ一つ、「政府(財務省)による緊縮財政政策」にあります。
本当にこれだけです。

逆に言えば、政府が積極財政に転じさえすれば、今の日本で起きている問題の大半は解決できるということです。
だからこそ、いろいろな意味でここがとてもとても重い訳です。
当然、財務省の裏にも大きな”構造”が存在しているハズですしね。
三橋先生はそこには一切触れませんが、それで良いんです。

港湾、高速道路、新幹線網の現状と計画についても教えていただきましたが、もしこれらの計画が本当に実現されたらと想像するだけで、とても夢の持てるお話でした。(一例として新幹線網の資料を貼っておきます)
また、「(生産年齢)人口と経済成長は比例しない」ということも、データを以て正確に教えていただきました。

とかく「日本はこれから人口が減少するんだから、間違いなく経済は縮小するんだ」とかいう話がまことしやかに語られていますが、そんなことはありません。

経済にとって一番大切なのは「生産性」です。
この辺りのことはYouTube動画でも語ってもらいましたので、数週間後の公開をお楽しみにしていてください。