トランプ政権の戦略とリスク〜今後の見通し

2024.12.14

MJ

昨日は9回目の丸谷ジャーナル(MJ)でした。
今回は「トランプ政権の戦略とリスク〜今後の見通し」と題して、現時点でトランプの組閣チームがピックアップしている各省の長官人事を通して、時期トランプ政権が目指している方向や狙い等について丸谷先生から詳しく教えていただきました。

つい1ヶ月半ほど前にアメリカに行かれていた丸谷先生が、現地の人から色々と話を聞いてきたということで最初に語ったのは「合衆国憲法修正第2条」について。
『規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、人民が武器を保有しまた携帯する権利は、これを侵してはならない』
この条項から分かることは、アメリカ人は根本的に「政府」や「権力」を疑っていて、我々のように「お上」という意識がないということです
まぁこれは、アメリカという国の成り立ちを考えれば納得の話ですが。

そんな中でトランプ新政権が誕生しようとしている訳ですが、丸谷先生は以下の5つの観点から人事を分析することが大切だと解説されました。
①ウクライナ問題
②シリア(中東)情勢
③中国、台湾
④北朝鮮
⑤宇宙

それぞれの細かい解説はここでは避けますが、もしもトランプがまた北朝鮮としっかりと対話をするのだとしたら、もしかしたら近い将来、北による半島統一も起こりうるのかもしれません。
これは一見、日本にとって良くないことのようにも見えますが、必ずしもそうとも言い切れないと思います。
少なくとも彼の国の実態は、テレビや新聞で言われているようなものとは大きく違うと私は思っておりますし、周りの国々でどんなことが起きようが、そこからどんな影響を受けるのかはこちら(日本)側の受け取り方や対応次第ですからね。
現時点では政府があの体たらくですから、一人でも多くの国民がきちんと今の世界の状況を正確に知ることが何よりも大切だと私は考えます。

国務長官、司法長官、国防長官、国土安全保障長官、国家情報長官、CIA長官等々の候補者とその人物像を紐解きながら、トランプ政権の目指す方向と、各長官候補が上院で承認される可能性等について丸谷先生に詳しく解説いただきました。
これは相当に聴きごたえがあり、なかなか他では聴けない内容でした。

あともう一点、7月に起きたトランプ暗殺未遂事件についても興味深い話が聴けました。
トランプは銃弾が耳をかすめた直後に立ち上がってガッツポーズをしましたが、あの行動が結果的に彼の命を救ったのではないか?という話です。

どういうことかと言うと、銃撃を受けてうずくまったままの状態でシークレットサービスによって車に担ぎ込まれてしまうと、その時点で彼が無事かどうかの確認ができません。
そうなるとその先に二重三重の罠が待っていて、移動中の車の中や病院等で殺られて「あの時の弾丸によってトランプは亡くなったんだ」というストーリーをでっち上げられる可能性だって十分に有り得ます。

ところがトランプは、銃撃直後に立ち上がったことによって自らの「無事の証明」をしていたのです。
そこまで考えての行動だったのかどうかは分かりませんが、本当にあれは奇跡でしたよね!

他にもたくさんの素晴らしいお話を聞かせていただきましたので、もし興味のある方は是非とも大経連に加入して動画をご覧になってみてください。
これまでは3カ月に一度の頻度だったMJですが、来年(来月)からは奇数月に隔月開催となります。

今回もそうでしたが、今後も毎回YouTube撮影もしていくと思いますので、そちらもぜひともお楽しみに!!