【その弐:保守なのか反グローバリズムなのか?】

2023.10.09

その他

※今回は「その壱〜その肆」のシリーズで、代表理事の古賀がfacebookで発信している内容をお届けしています。

〜以下、古賀のfacebookより〜
その人の政治信条や立場を語る際、巷では昔から「右か左か?」すなわち「保守か革新(リベラル)か?」という括りが多く用いられてきました。

この「右翼・左翼」という言葉は、元々はフランス革命時の議会に由来する言い方らしいのですが、ここではそんなことはどうでも良くて(笑)
例えどちらの立場を取ったとしても、本来その根底には「祖国を想う」すなわち「愛国」という概念が備わっているハズだったのですが、現代(特に現代日本)においては、右翼は愛国、左翼は売国みたいなイメージ(というか実態)になってしまっています。
これはとても残念なことですね、、、

それはさておき、この「右と左」という分け方は、もはや昨今の社会情勢を全く反映できなくなってしまったと私は感じています。
以前に三橋さんもおっしゃってましたが、ビジネス界には「靖国神社に参拝しつつも商売のグローバル化には大賛成!」みたいな新自由主義的な思想の方々がとても多く、今の経済界ではむしろその考えが主流だったりもします。
これって本当に保守なのでしょうか、、、

なので私は最近、自身の立場を表すのに「保守」ではなく「反グローバリズム」という言葉を意識して使っています。
これはあくまでも「反グローバリズム」であって、「ナショナリズム」ではないんですよね。
これが「ナショナリズム」になってしまうと、また微妙にニュアンスが変わってしまいます。
この辺りの話は、またどこか別の機会に。

反対側の「グローバリズム」の定義についても様々な捉え方があるかとは思いますが、私流に一言で言ってしまえば「天上人の支配によるマネー主義」ですかね。
このように、「リベラル」ではなく「グローバリズム」、「保守」ではなく「反グローバリズム」という言い方をした方が、今の世の中のことがよりクッキリと理解できるんじゃないかと私は思うんですよね。

と言うわけで、政治信条や経済に対するスタンスを語る際には、添付の表を使って話すと結構分かりやすいです。(確かこれは以前に中野さんが作ってくれたハズ)

これまで(特にこの30年ほど)、みんなが「右」だと思っていたのは実は「下」であり、同様にみんなが「左」だと思っていた思想は実は「上」だったりするんですよ。
古賀もやまと経営者連盟も、もちろん保守なので「右寄り」の立ち位置ではありますが、そこ(左右)はある意味どちらでも良くて。

ただし明確に言えることは、目指す所は確実に「下」なんですよね。

とにかく我々が成し遂げたいことは、「反グローバリズム」の一言に尽きます。

この「左右じゃなくて上下」の観点から、「自民党」はもちろん「維新の会」や「日本保守党」、そして「参政党」を見てみると、皆さんにはどういう風に見えますか?

ここが、とてもとても大切なポイントだなぁと私は思っています。